白二高 「生涯にわたって健康でいるために」
1月17日(金)「正しい食習慣と健康について~食情報の正しい選択~」と題して栄養教室が開催されました。
栄養教室では、まず西郷村学校給食センターの栄養教諭 菅野美穂先生から
①身の回りにあふれる食情報、②福島県の健康課題、③1日3回の食事のリズム、④朝食の大切な働き、⑤栄養バランスの良い食事のコツ、⑥間食・捕食のポイントなどをテーマに、ワークシートでチェックする作業やクイズを交えながら、「何を・いつ・どう食べればよいか」について楽しく教えていただきました。
次に、「食」だけでなく、「運動」や「睡眠」の習慣について、現在の自己を振り返る作業を通して、その習慣の重要性を学びました。
最後に、「生涯にわたって健康でいるために今日からどうするか?」という問いに対する自分なりの答えをワークシートにまとめる作業の後、3名の生徒からの発表を通して考えを深めながら栄養教室を締めくくりました。
ここで、生徒がまとめたワークシートの内容をいくつか紹介します。
・朝食はできるだけ食べるようにしているが、バランスを考えたことはほとんどなかったので、これからは意識しようと思いました。また、外に出て運動することによって日光を浴びれて体内時計も整えられるので、少しずつできる事から挑戦していこうと思いました。(1年女子)
・今日のお話を聞いて、健康とは何か、健康であるためにはどうしたらいいのかを学ぶことができました。これからはしっかり3食食べ、1時間以上の運動をし、8~10時間の睡眠を取れるよう意識して生活していきたいと思います。(2年女子)
・福島県民の健康状態について知ることができ、気をつけないといけないと感じました。健康な体を作るために、正しい食習慣づくりと生活の見直しが必要であると思いました。栄養の偏りや不足がないようにします。(3年男子)
・カルシウムの大切さ、朝食の大切さについて再度考えることができました。間食を食べる時はお皿に出してみようと思いました。また、自分でご飯を作ることが多いため、きちんと栄養を考えて作ろうと思いました。健康になりたい!(4年女子)
「運動」による健康づくりについては、本校で今年度、体育の授業全学年で毎時間取り組んでいる「10分間走」をベースとしながら、アルバイトでの肉体労働や家事労働なども含め、1日1時間以上の「運動」を習慣化できると良いと思います。
生徒だけでなく、教職員の「食」「運動」「睡眠」および「生涯にわたって健康でいるために」の実践例として、今年度、本校職員のチームで、夏の「あおぞらマラソン」(ハーフリレーマラソン 20.52km、7月・開成山公園)と冬の「あおぞらマラソン」(フルリレーマラソン 42.18km、12月・開成山公園)に出場したことが挙げられます。
冬のフルリレーマラソンでは、本校職員7名で襷をつなぎ、3時間14分41秒と、目標の「サブ4」はクリアできたものの、7チーム中6位という結果でした。一人で走るのとはまた一味違う達成感と少しの悔しさを胸に、次に向けて、日々のトレーニングを積み重ねていく決意を新たにしました。
50代のある職員は、「1か月前に受けた人間ドッグで久しぶりに“要精検なし”だったんだよ」と喜んでいました。これもひとえに、栄養バランスの取れた学校給食と日々の運動習慣の成果と言えるでしょう。
本日の栄養教室は、毎日の給食のありがたみを再認識する機会ともなりました。